大人の扁桃腺摘出手術の体験談【Part 1】

とにぃ

今回は大人の扁桃腺摘出手術体験記としてわたしの体験をもとに記します。

このブログをご覧になっている方は、
 
おそらく、
 
これから扁桃腺の摘出手術をやる予定の方、又は、迷っている方だと思います。
 
私の体験談が手術への不安の軽減や、判断の参考になればと思い書きました。
 
因みに、私が手術を行ったのは4年前ですので、今では特に違和感などなく普通の生活が送れているので、手術をして良かったと思います。
 
したがって、個人的な意見としては、現状、扁桃腺炎が頻発して悩んでいる方には手術をお薦めします。
 
また、本来であれば若い頃に手術をした方が手術時間も回復も早いと言われていますので、お子様が扁桃腺炎に悩んでいる親御さんも参考になればと思います。

それでは、私の手術を行うにいたった経緯からお話させて頂います。

扁桃腺摘出手術に関する記事は、Part1~3と番外編の合計4記事ございます。

目次

わたしが扁桃腺の摘出手術を決心するまで

私は、もともと扁桃肥大と診断されていました。

そうです。

私は中学生のころには自分は扁桃肥大であることを認識していました。

なので、風邪をひくと喉が痛くなり、食べ物を飲み込むこたびに激痛に耐えながら、大人になるまで過ごしてきました。

ただ、ちゃんと病院に通い、薬を飲めば直ぐに痛みも引くことから、そこまで大きな問題ではないと考えていました。

そう、あの時までは、、、

扁桃腺炎悪化の始まりは少しの油断から

数年前の冬。

当時40歳手前の私は、大きな仕事に携わり、徹夜で対応せざるおえない状況でした。

そして、まだまだ若いと考えていたため、少しの無理は問題ないと考えていました。

しかし、その様な状況下で、ちょっとした油断で風邪をひいてしまいました。

ただ、エアコンの下で寝ていただけなのですが、丁度、顔に風があたり、かなり喉を乾燥させてしまったのです。

そして、例のごとく、発熱と喉の痛みを感じたため、近所の耳鼻咽喉科へと向かい、

扁桃腺炎と診断され、漢方薬(桔梗湯)をもらい養生しました。

そしてその時は、これまでと同じように、薬をのんで3日程度で回復することが出来ました。

しかし、症状は治まってきましたが、喉の違和感はまだ残っている感じがありました。

そこで、鏡を通して扁桃腺を確認すると、驚いたことを覚えています。

右の扁桃腺が、これまで何度も見てきた扁桃腺の形とは、全く異なる形をしていたのです。

扁桃腺の由来でもあるクルミの形に、さらに小さなクルミがくっついたような形となり、

左の扁桃腺にくっついてしまう程度に大きくなっていました。

ただその時は、

まだ完治していないからだろう

もう少し時間が経てばいつも形に落ち着くだろう

と妙にポジティブというか楽観的に考えていました。

そして、翌週。

どうしても仕事を休むことが出来なかったので、

(正確には休むことが出来ないと思っていたので)

完全回復でない状態で仕事に注力していました。

すると案の定、また発熱とのどの痛みを感じ、再度扁桃腺炎を発症し、耳鼻咽喉科に向かうことになりました。

そして、また漢方薬をもらい養生しました。

さらに、また、翌週。

発熱とのどの痛みともに扁桃腺炎を発症するのでした。

毎週来院する私と、大きくなった扁桃腺を見て、クリニックの先生が総合病院を紹介してくれました。

もちろん、手術を促すことを念頭においた紹介でした。

しかし、まだ、手術の決心が出来ない私は、あわよくば、手術なしで以前の生活に戻れるだろうと考えていました。

でもそれは、あくまでも理想の話で、現実は、扁桃腺炎をほぼ毎週発症する生活になっていました。

総合病院にかかるようになった当初は、ジェニナック(抗菌剤)、トラネキサム酸(抗炎症剤)とロキソニン(痛み止め)の飲み薬で対応していました。

しかし再発を繰り返すうちに、午前中は病院で抗生物質の点滴をした後、

出勤するような生活になってしまいました。

そのような状況でも、まだ手術の決心ができませんでした。

そして、その日は訪れるのです。

扁桃腺摘出手術を決心した日

当時、担当していた大きめの仕事が片付き、なんとか手術をせずに年末を迎えることができました。

ただ、本調子ではないとは感じていたので、出来るだけ無理しないような生活をしていたいたのですが、

1月4日の未明、息苦しさから、救急車を呼びました。

実際には、酸素濃度が足りない状態ではないと言われましたが、恐怖から息ができないと感じていました。

また、休日の病院の担当医は、基本的には若い医者で内科を専門としている人が多いようです。

なので、対応としても特になかする訳でもなく、抗生物質の点滴と2日分の薬をもらって、

改めて病院にむかい、そこで総合病院の耳鼻咽喉科の先生に言われた病名は、

ドクター

とにぃさん、これは扁桃腺炎ではなく、扁桃周囲膿瘍です。

そして、先生の口から出た言葉は、

ドクター

とにぃさん、今日から入院です。

ドクター

ご家族と一緒にくらしていれば、
着替えを用意してもらってきてください。

さらに、

ドクター

ちなみに、扁桃周囲膿瘍は、窒息死する危険性もあります

とにぃ

・・・

なんとも衝撃的な言葉です。

先生によると、扁桃腺の周囲までも膿んでしましい大きく腫れることで、喉の気道を塞いでしまうことがあるそうです。

そして、この扁桃周囲膿瘍の治療に必要なことは、膿みを出し切る事。

この意味をまだ理解していませんでした。

そこで、まず、どこに膿みが溜まっているかをMRIを用いて撮影します。

その後、その場所に切れ込みを入れて膿みを出すことを行います。

もちろん、

麻酔を行って実施するのですが、口の中の喉の近くの柔らかい場所に、

注射針を刺すので、これが結構な痛みです。

この痛みを耐えるコトができればと思い、なんとか我慢しました。

そのあとは、この麻酔した箇所へ、メスを入れて切開を行います。

そこで、さらなる驚きを覚えるのです。

まさか、麻酔をしたハズなのにとんでもない激痛に襲われるのです。

とにぃ

いやっ、本当にさっき麻酔を注入したのか?

とにぃ

それともまだ、麻酔が効いていないだけなのか ?

と頭をよぎりましたが、

そんなことよりも、目の前の痛みに向きあうことで必死でしたので、

積極的に痛みを向かえ入れて、なんとか耐えることでできました。

このとき、もちろん涙目です。

しかし、ここれで終わらないのです...

そうです、切開しただけでは膿が出てこないのです。

そこで、その切開した場所をこじ開けて、膿を出し切る必要があります。

つまり、その切開した箇所に、逆に開くピンセットのようなもの差し込み、

一気にその切開した箇所を思いっきり広げるのです。

あまりの激痛に目の前の先生に怒りすら覚えるほどです。

そして、私の頬をなま暖かい液体がながれ落ちていきました。

それと同時に、手術をすることを固く決心しました。

正月明けたタイミングで入院するとは夢にも思いませんでした。

また、完全に膿を出し切れていないらしく、

その後、2日間は先生が「あの道具」を片手に病室までやってきて、

無麻酔の私の口の中の切開した箇所を開いて帰って行く日々でした。

その年は、ちょうど土日に被っていたため、年明けの出勤の前には、退院することができました。

実際に手術を決心した私は早速予約の申請を行いました。

予約はスムーズに取ることが出来て、ちょうど一か月後に手術の予約を取ることが出来ました。

ただ、その間に風邪などをこじらせてしまうと、手術が延期になってしまうので、慎重に生活をしたことを覚えています。

次回は、実際に手術した際のエピソードになります。

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