大人の扁桃腺摘出手術の体験談【Part 2】

とにぃ

本記事は、前回の大人の扁桃腺摘出手術の体験談【Part 1】につづく内容となっています。
 
つまり、大人の扁桃腺摘出手術の入院・手術編になります。
 
前回の記事をお読みになった方はご存じだと思いますが、私は一度入院した経験があったので、入院に関して特に問題なくスムーズに対応することができました。
 
今回も、実体験を語ることで、いまから手術を行う方の不安を緩和するだけでなく、入院や手術を通して感じたコトやお役に立てる情報を提供できたらと思います。

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目次

扁桃腺摘出に向けた入院・手術編

入院初日・手術前日

入院初日です。

どんな手術もそうなのかも知れませんが、

私は、扁桃腺手術の実施日の前日から入院でした。

入院初日は、入院に関する手続きやコマメな体調チェックなどを行いました。

また、手術は全身麻酔で行われるため、麻酔科医から麻酔に関する注意事項を受けました。

続いて、手術を実施する前に必要となる2つのアイテムを購入しました。

1つ目は、手術が長期化した場合に、じっとしていると血流が悪くなり、それが原因で起こるエコノミー症候群の回避を目的に、「ストッキング」のようなものを使用するらしく、それを購入しました。

2つ目は、万が一、手術中に用を足すひつようになった場合に、すぐに排出の準備ができるように「ふんどし」を着用する必要があるらしく、それも購入しました。

まさか、このタイミングで人生はじめてのふんどしを着けることになると思いませんでした(笑)

入院当日は、これで準備万端、翌日の手術まではリラックスして、いつものように寝ることが出来ました。

この辺はおそらく、事前に扁桃周囲膿瘍で入院した経験があったからだと思います。

扁桃腺摘出手術当日

手術当日です。

手術は午後からでしたので午前中は特になにをする訳でもなく、本を読んでいたか、スマホでゲームでもしていたと思います。

午後になると、妻と娘が見舞いに来てくれました。

というのも、難しい手術ではないものの、何かあった時の対応のため、親族を呼んでおく必要があったので、来てもらいました。

やはり、家族は安心感を与えます。

娘の顔を見られただけでもリラックスできました。

そして、いざ手術に向けた準備です。

さっそく昨日購入しておいた「ふんどし」を装着しました。

意外と違和感はありませんでした(笑)

次いで、ストッキングをはくのですが、結構キツくて、着用するに手こずりましたが、このキツさが重要だそうです。

そして、手術ミスを防ぐ目的で、扁桃腺がある辺りの首にマジックで印を付けれらました。

マジックで印とは、意外とアナログだなと思いましたが、ミスを無くすにはこの方法が効果的なのかも知れません。

そのあと、ベッドに乗せられ、手術室へと向かいました。

厳重なドアを2回ほどくぐり、いざ、手術部屋につきました。

テレビで見るよりも殺風景な部屋で、クラシックのような音楽が流れていたと思います。

そして、ベッドに完全に横になったあとに、心拍数を測るための装置や、麻酔を注入するための管が繋がれていきました。

心拍数を測る機器につなぐと、すぐに自分の鼓動の音が、機械の電子音として聞こえてきます。

よくテレビドラマの手術シーンできこえてくる

「ピッ、、、ピッ、、、ピッ、、、」

というやつです。

これは何か妙な感じがしました。

そして、自分の鼓動の電子音が

「ピッ、、ピッ、、ピッ、、」

「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、」

と速くなっていくのがわかり、それがさらに心拍数を上げていきました。

続いて、麻酔が注入されていきました。

少し、生暖かい感覚が腕から襲ってくることを感じ、

「どんどんとやって来るぞ、・・・」

と考えていた、、、

次の瞬間、

先生に起こされました。

どうやら、手術が終わったようで、時計をみて午後の3時半だったのを覚えています。

おそらく、1時間半くらいの手術だったと思います。

直後に、担当医が摘出した扁桃腺であろう「瓶詰めにされた肉片」を私に見せてくれました。

結構な大きさだったので、こんなものが口の奥にあったのかと思うと、なかなかの衝撃でした。

それから、手術室から病室にもどるときに家族に会い、特に用事がないので帰るとのこと。

しかし、その言葉に対して、そのときは口の中に血が溜まっていたせいか、しゃべることが出来ませんでした。

そして、病室につくなり、口の中に溜まった血を吐き出し、口から息を吸おうとしたのですが、手術の影響でのどちんこ(口蓋垂)周辺が腫れていたせいか、閉塞して息が吸えませんでした。

その時は、一瞬焦ったのですが、とっさに鼻から吸ってみると普通に空気を吸えたの、ホッとしたことを覚えています。

しかし、その時は本当に焦りました...

でも、看護師さんは、特に気にかける様子はありませんでした(泣)

実際に経験してみると、少しの異変に焦ってしますので、この場合はこのように対処した方が良いというのことを事前に知っておくことは大切だと感じました。

もし同じような状況になれば思い出して頂ければと思いますし、事前に先生や看護師さんにアドバイスをもらっておくことが重要だと思います。

術後数時間は、落ち着くまで酸素吸入器を装着していました。

また、「呼吸していると変なにおいがするかも知れませんが、それは、止血のために摘出箇所を焼いたため」だと聞かされました。

これが、普通のことなのか、私の場合の特別なケースなのかはわかりませんが、確かに変なにおいがしました。

その日は、呼吸をしているかモニタリングするためのパルスメーターを装着し、顔を横にして、口にたまった血を吐き出すことを何度も続けながら夜が明けました。

手術後~退院まで

翌日からは、食事が始まるので、痛みに対して恐怖を感じていましたが、抗生物質や痛み止めを点滴されているせいか、想像していたよりは痛くありませんでした。

そして、早速でてきた食事ですが、当然、ご飯はおかゆになっています。

手術後の食事

しかし、おかずは小さいけど普通の食事なのではないかと感じました。特にやわらく調理した印象はありませんでした。

ただ、お腹は空いていたので、口に入れて、これでもかというほど咀嚼をおこない、ぐっと飲み込みました。

そこまで噛めば、特に痛みも感じず、食することができ、毎回完食していました。

入院中は、傷口から細菌が入り合併症を引き起こす可能性があるため、絶えず抗生物質の点滴を行っています。

その点滴速度が速かったためか、少し気分が悪くなるような感覚があったので、看護師さんを呼んで、点滴速度を落としてもらいました。

それで、いくらかは落ち着いてきたので、点滴速度は重要だと思います。

もしかしたら気のせいかも知れませんが...

また、基本的には多少の喉の痛みのみで、その他はいたって健康なので、とにかく時間があります。

そこで、読書やスマホ―ゲーム、雑誌なので有意義な時間を過ごせました。

当時は、そこまで考えが及ばなかったのですが、やはり、時間を持て余すところはあります。

なので、これから手術を考えているかたは、Amazon Primeのようなサブスクの動画サービスに申し込んで、ポケットwi-fiを契約して、入院生活に望んだ方がいいかと思います。

テレビも確かにあるのですが、わたしの入院した病院はテレビカードを購入する必要があったのでほとんど観ませんでした。唯一見たのは、ボクシングの試合などのリアルタイムで観ないと楽しめないスポーツなどを視聴していました。

また、食事は数日間はおかゆが続くのですが、正直なところ毎食おかゆはきついです。

しかし、これは事前に手術経験者のブログなどで情報を集めていたので、「ごはんですよ」と「ゆかり」は用意して、入院に望んだのですが、それでも3日間で完全に飽きてしました。

痛みもそれほど無かったこともあり、4日目からは通常のごはんにしてもらいました。

通常のごはんの食事

最初は、おそるおそる食べていましたが、ちゃんと噛めば問題なくたべることができました。

・・・

また、入院中は一日なんども点滴の交換があります。

夜中でも起こされて点滴を交換していましたが、腕を差し出せば看護師さんが適切に対応してくださるので、特に苦痛ではありませんでした。

また、入院してわかったのですが、点滴を常時つなげておく必要があるので、一度うでに刺した針は、抜かずに刺しっぱなしで生活するので、慣れるまでは違和感があります。

でも、すぐに慣れると思います。

・・・

さらにお風呂に関しては、術後3日目までは、あったかい濡れたタオルを渡されて、病室で体をふくことで対応していました。

ただ、濡れたタイルでは頭を洗うことは出来ないので、水のいらないシャンプーを持参して、頭は洗っていました。

術後3日目からは、点滴をはずして、点滴の入り口をビニール袋でカバーし、普通にシャワーを浴びることができたので本当に快適でした。

実際の手術の経過はどうだったかと言うと、結構順調で、予定よりも1日早い、入院6日目で退院しました。

したがいまして、合計で7日間の入院生活でした。

次回は、手術に関するお金の話と退院後のエピソードになります。

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