はじめに
2020年の3月からブログを始めていますが、きちんとWebライティングについて学ぼうと思い本書を手に取りました。
勿論、他の人のブログやyoutubeなどでWebライティングについての知識は入れていましたが、改めて書籍で学ぶことで深化につながると考えました。
さて、本書はコンテンツマーケティング企業である株式会社グリーゼの福田多美子氏、坂田美知子氏、加藤由起子氏によって書かれた書籍であり、「世界一やさしい」というフレーズと新刊であったことから選びました。
もしかしたら、この本のタイトルにある「世界一やさしい」や「1年生」も本書で紹介されるキャッチフレーズのテクニックが採用されていると思います。
因みに、本書の構成は以下の通りです。
- 1時限目:ライティング前の7つのチェックポイント
- 2時限目:ライティングのテクニック(基礎編)~わかりやすく書く~
- 3時限目:ライティングのテクニック(実践編)~伝わりやすく書く~
- 4時限目:Webライティングの構成と見出し
- 5時限目:キャッチコピーを極める
- 6時限目:仕事をスムーズに進めるためのメール活用術
- 特別授業:先輩ライターに聞く、稼げるライターになるための秘訣とは?
本書の内容
本書はWebライティングのテクニックを教えてくれる書籍ですので、ターゲットはWebライティングを職業としたい人(している人)であること、つまり、お金を稼ぐためのライティングスキルを学びたい人になります。
従って、前半部分は日本語の基本的な使い方を徹底的に指導してくれます。私たちが何気なく使用している間違った日本語が、結構間違っていることに気づかされます。
確かに、正しい日本語を使えない人は、Webライティングスキルを学ぶ以前の問題であることは間違いありません。また、正しく日本語を使うことは通常のビジネスでも大切なことなのでWebかどうかは関係なく、学んでおくべきことです。
本書では校正ツールを使用することをお勧めしていますし、例文を使って、とても分かりやすく解説されています。
個人的は、キャッチコピーの項目がとても興味深かったです。
セールスライティングに限らずだとは思いますが、記事のタイトルやその内容でいかに読者の興味を惹くかが、読まれる記事になるために必要なことであることは疑う余地はないと思います。
そのタイトルや記事に入れ込むキャッチフレーズの型が8つ紹介されています。
- 問いかける
- ターゲットを絞って呼びかける
- 数字を入れる
- チラ見せする
- トレンドの言葉を使う
- ハッピーを描く
- 悩みに寄り添う
- 王道を否定する
とにぃの実践
この中のテクニックである「ターゲットを絞って呼びかける」や「数字を入れる」は本書のタイトルである「1年生」の事ではないかと考えています。実際に初心者の私が手に取った理由が、まさしくソレなので…
例えば数字を入れるとは、
「多くの方が愛用している、サプリメント」
⇨「100万人の方が愛用している、サプリメント」
さらに、それにターゲットを絞り込むと、
⇨「100万人の方が愛用している、サプリメント、その9割が40代男性」
そこにトレンドと問いかけを盛り込むと、
⇨「慣れないテレワークに疲れていませんか? 100万人の方が愛用している、サプリメント、その9割が40代男性」
少し雑なキャッチフレーズになってしまいましたが、イメージだけでもくみ取って頂ければと思います。
当然ですが、本書の中では多くの例題とともに分かり易く解説されています。
とにぃの感想
本書を読み終えて初めに感じたことは読みやすいことでした。
もちろん、ライティングという普段から何気なく触れている技術であることから、例題がイメージしやすいことなどもあると思いますが、おそらく、ライティングのプロによって書かれた書籍であることがその理由であると思います。
今回得られたスキルをベースに、ビジネスレターや企画書、報告書などに間違いなく活かせると確信しています。実際に、本記事を書いている途中でも少し不安です(笑)。
もし、Webライティングだけでなく、資料作成などのスキルを向上させたいと考えている方は読んでみては如何でしょうか?
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